はじめまして。浜松の出版社・読書日和の代表(ペンネーム:金子あつし)です。
弊社、本日6月1日で創業3年目に突入!!1
というわけで、「はまぞうブログ」始めることにしました!!!
さて、さっそく弊社の紹介・・・でもいいんですが、当面は「視覚障害者とコロナ」について発信していきたいと思っています。
え? 新型コロナウイルス感染症流行の影響、視覚障害者にはどんなことがあるの?
私・金子あつしと、チョコさんの会話からさまざまな影響を知り、視覚障碍者に思いをはせていただければうれしいです。
金子 チョコさん、今日から通常授業再開だね。
進級おめでとう。何年生になったんだっけ?
チョコ 5年生になったよ。
今日から、給食も外国語活動も始まったの。
金子さんにも、また授業見に来てほしいなあ。
※チョコ・・・浜松市内の小学校に通っている小学5年生。
趣味は、お菓子づくり。
将来の夢は、障害がある人もない人も気軽に通えるカフェをつくること。
金子が小学校に視覚障害について講演しに行ったとき、知り合った。
金子 今年も4年生に講演する予定だから、そのときに5年生の授業ものぞいてみようかな。
※金子あつし・・・浜松市在住のフリーライター、著書にノンフィクション『風疹をめぐる旅』、児童書『ひかりあれ』がある。うまれつき視覚に障害がある。浜松の出版社・読書日和の代表という一面もある。
チョコ ぜひ来て!
ところで昨日、新型コロナウイルス感染症が流行した後で視覚に障害がある方が困っているというニュースを見たの。
それで、金子さんやほかの視覚に障害がある人は、どんなことに困っているんだろうと思って電話してみたんだ。
金子 昨日見たのは、この記事だよね。
視覚障害者、コロナ禍で不安募る 距離確保「生きづらい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/251c3657c2b90029b2f9b3cd15fb2c63e836690a?fbclid=IwAR0BZBw4yVupRKbPlZY0QJCKSRWM8vdAWpamVT83vXDQFmvWDXg2EXUz6bw
記事を見たことで、こうして気にかけてくれるのがうれしいなあ。
視覚障害がある人が抱える不安。おもに3つあると思うの。
「新しい生活様式」への不安。経済面の不安。そして視覚障害児の不安。
今日は、「新しい生活様式」への不安についてお話しするね。
チョコ 「新しい生活様式」への不安、人と2メートル離れないといけないけど、それが難しいっていう話だよね。
昨日見た記事の中では、電車内で人に近づいて嫌な顔をされた視覚障害者の話が出ていたけど、見えないんだからしょうがないよね。嫌な顔せずに、自分が離れればいいだけじゃないかなあ。
金子 東京だと電車が混んでいることが多いから、近づいてこられたら見えている人でも距離をとるのが難しいという事情があるのかもしれないね。
チョコ そうかあ。
金子さんは、「新しい生活様式」で困ることはある?
金子 人と距離をとるのは、難しいよね。
スーパーなんかで足のマークの下に並ぶように変わったけど、そのマークが見つけられなかったりとか列の最後尾が分からなかったりとか。あと、レジ前に新しくアクリル板が設置されたお店で、気づかずにアクリル板にぶつかりそうになったこともあったよ。
チョコ お買い物も、一苦労だね。
金子 そうだね。
チョコ あ、お買い物の話を聞いていたら、自分もノート買いにいかなきゃいけないのを思い出した。
金子 新学期は、何かと買わないといけないよね。
チョコ 金子さん、また時間ができたら電話するから、「新しい生活様式」以外で不安に感じることを教えてね。
金子 わかった。いつでも電話ちょうだいね。
※このやりとりは、フィクションです。
でも、チョコさんのように視覚障害者を気にかけてくれる人はきっといます。
次回は、「新しい生活様式」がときに困難と感じられる中で、視覚に障害がある人とその周囲はどんなことができるのかについてお届けします。おたのしみに!